国が支援している補助金の解説

こんにちは。田次工務店の田次裕大郎です。


今回は国が主体で行っている補助金についてご紹介いたします。


国が主体で行っていることもあり、金額が大きい補助金です。




~目次~


■補助金の種類


以下、先進的窓リノベについて


■対象となる方


■対象の工事内容


■各工事のメリット・デメリット


■まとめ








【補助金の種類】


現在、比較的利用しやすく大きな補助事業として




4つの補助事業の総称で「住宅省エネ2025キャンペーン」というものがございます。

閣議決定済み(※まだ確定していないため、補正予算の成立が条件となります。


その4つの補助事業とは、、、




①「先進的窓リノベ事業2025




②「子育てグリーン住宅支援事業




③「給湯省エネ事業2025




④「賃貸集合給湯省エネ2025


※④は賃貸集合住宅のオーナーさんなどが補助対象者となるため今回は割愛いたします。


上記4つの事業が利用できます。


交付申請の開始時期は決まり次第別途ご案内いたします。


※「先進的窓リノベ事業2025」及び「子育てグリーン住宅支援事業」は2024年11月22日以降に着工した工事が対象となる予定です。


弊社でもご提案をし、昨年行われていた①、②の補助金(名称は異なります)の交付を受けたお客様がいらっしゃいます。




子育てグリーン住宅支援事業」については


注文住宅の新築、新築分譲住宅購入(子育て世帯、若者夫婦世帯が対象)


リフォーム(世代は問われません)いずれも補助金を受けることができます。




先進的窓リノベ事業」については窓、ドアのリフォームに限られますが、「子育てグリーン住宅支援事業」よりも大きい金額の補助を受けることができます。

具体的には補助金上限が1戸あたり200万円とほかの補助金に比べ上限が大きく設定されています。


※子育てグリーン住宅支援事業については詳細が決まり次第、別の記事でお伝えいたします。






先進的窓リノベ事業の詳細について


【対象となる方】


(1)窓リノベ事業者と工事請負契約を締結し、窓のリフォーム工事をすること


(2)窓のリフォーム工事をする住宅の所有者等であること

 住宅の所有者等とは、、、


・リフォームをする住宅を所有し、居住する個人またはその家族


・住宅を所有し、賃貸に供する個人または法人


・賃借人


・共同住宅等の管理組合・管理組合法人 のことをいいます




上記の(1)(2)を満たす方が対象となります。




【対象の工事内容】


・内窓設置:現在ついている窓の内側に窓を設置

※YKK AP株式会社HPより引用


・外窓交換(はつり):外壁を部分的に壊して窓枠と窓を交換する工事

 ※下記画像左側

・外窓交換(カバー工法):既存の窓枠に新しい窓枠をかぶせるように設置する工事

 (1ヶ所であれば2時間~半日で終わるケースが多いです。)

 ※下記画像右側


  外窓交換(はつり)                 外窓交換(カバー工法)

※YKK AP株式会社HPより引用


・ガラス交換:既存の窓ガラスを1枚から2枚の複層ガラスへ交換など




【各工事のメリット・デメリット】



<内窓設置のメリット>


樹脂製の枠とペアガラスで構成しているため、熱を伝えにくく結露の軽減が見込めます。


他にも冷暖房効率、防犯性、防音性の向上、見た目の変化(枠の色が選べるので雰囲気の変化にも寄与します)などがございます。


<内窓設置のデメリット>


出入りや換気の際に開ける手間が一つ増えます。

(窓が2つになるので、2回開け閉めをする必要があります)


既存の窓枠に設置するので、窓枠に物を置けなくなります。

(出窓に設置する場合はより不便さを感じるかもしれません)


窓の種類にもよりますが、清掃する場所が増えます。




<外窓交換(はつり)のメリット>


既存の窓と異なる種類の窓に変更できます。


例:ジャロジー窓やルーバー窓と呼ばれる小さいガラスが多くついている窓から縦すべり出しやすべり出し窓という開き系の窓に変えることができます。


  ルーバー窓          縦すべり出し窓


上記の工事の場合、砂埃や隙間風のお悩みを解消できます。


内窓と同様に結露の低減、冷暖房効率の向上、見た目の変化がございます。


解体を伴うので、解体の範囲によっては壁の中の状態確認が可能です。


 築年数が経っている建物は、耐震補強も併せて窓工事をするケースもございます。

 家の外に面している壁のリフォームを伴う際は外窓交換(はつり)が向いています。

 例:リノベーション



<外窓交換(はつり)のデメリット>


窓枠と窓を撤去し、新しい窓を設置する工事のため外壁の解体が必要になります。


解体を伴うため、外壁や内装仕上げなど工期や工数、工事費などがかかります。



<外窓交換(カバー工法)のメリット>


内窓と同様に結露の低減、冷暖房効率の向上、見た目の変化がございます。


既存の窓のサイズに合うものであれば、窓の種類の変更も可能です。


カバー工法のため工期が短く、窓サイズ種類によりますが2時間~半日で終わるケースが多いです。

複数の業者が出入りしないため、お施主様のご負担も減らすことができます。

※カバー工法は既存の窓の枠を残して、新しい窓の枠とガラス部分を取り付ける工法です。


また、大きな解体を伴わないため埃が出にくい点です。



<外窓交換(カバー工法)のデメリット>


既存の窓枠に新しい窓の枠をかぶせて取り付けるため、既存の窓との間をカバーする材料の寸法が大きく窓まわりが少し野暮ったくなります。


費用に関しては内窓よりは高くなります。

(その分、補助金額も大きくなります)


<ガラス交換のメリット>


ガラス交換は今ある窓のガラスのみを交換する工事です。

ほかの工事に比べ費用を抑えやすいです。


<ガラス交換のデメリット>

ほかの工事に比べ、断熱性能などの費用対効果が少ない

建付け不良による、隙間風や動きの悪さなどは解消しにくい



【まとめ】


先進的窓リノベ事業について紹介してきました。

工事の種類は大きく分けて4種類

①内窓設置、②外窓交換(はつり)、③外窓交換(カバー工法)、④ガラス交換

それぞれメリット、デメリットがございますので検討の材料にしていただけると幸いです。


先進的窓リノベ事業ですが、補助金上限の大きい事業のため思い切って家全体の窓を改修することも検討してみてはいかがでしょうか。

高騰する光熱費の低減と快適な住まいに寄与する窓リフォームのご紹介でした。



今回は窓リフォームのご紹介でしたが、

田次工務店では窓に限らず、水まわり、内装、外装、外構など家づくりに関するお悩みを解消しております。

ご連絡お待ちしております。


電話:048-561-2726

公式LINEからも受け付けております。

QRコードを読み取るか、URLをクリックしてご登録お願いいたします。

公式LINE:https://lin.ee/PxZEoVf